経営改善の進め方⑥ 売上高について
- Homare Yamamoto
- 2021年3月13日
- 読了時間: 2分
おはようございます。所長の山本誉です。
今日の首都圏は雨になりましたね。
ここ2週間ほど、ほとんど巣ごもり・在宅ワークを続けています。
これまでに、巣ごもり・在宅ワークを快適に行うための「小さな工夫」を重ねてきて、
今では、巣ごもり・在宅ワークがかなり快適になりました。
人間の環境適応能力とはすごいなと思う昨今です。
さて、今回は、「簡易経営分析表」の項目にある
「売上高」について説明したいと思います。 ●売上高
売上高とは、経営者がもっとも気にする指標であり、
また、経営上、もっとも重要な指標です。
その理由は、
① 商・製品やサービスに対するお客様の評価・販売実績を示す。
② 市場でのシェア(事業規模)を示す。
③ 企業に資金をもたらす(キャッシュ・イン・フローの)一番の源泉となる。
といった理由があげられます。
「手元資金を増やす」という観点から考えると、
③の企業に資金をもたらす一番の源泉であるというところが、
特に重要になります。 売上高が減ると、当然、企業に入るお金は減ります。 また、売上総利益率(粗利益率)をいかに改善しても、
売上高の総額が一定レベル以下になれば、売上総利益の総額も減少します。
したがって、売上高が過去3年減少傾向にある場合や、
今後売上高が減少傾向に転ずる可能性が高い場合には、 商・製品やサービス、販売方法、新規事業の検討などを
新たに模索していく必要があります。
重ねていいますが、売上高の減少がもたらす脅威は「資金不足」です。
売上高こそ、企業に資金をもたらす一番の源泉だからです。
しかし、競合他社と競争が激しくなり、販売戦略上、
商・製品やサービスの販売単価を下げて、
販売台数を伸ばすという戦略を取らざるを得ない場合もあります。
売上高は、「販売単価」×「販売数量」で算出されますが、
販売単価を下げても、販売数量が上回って、
結果として売上高が大きくなれば問題ありません。
問題は、販売単価を下げても、販売数量が思ったほど伸びず、
売上高が下がった場合です。
この場合には、「売上総利益」が重要となります。
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