「アクルーアル」という指標について
- Homare Yamamoto
- 2021年3月17日
- 読了時間: 2分
おはようございます。所長の山本誉です。 最近は、すっかりオンラインミーティングにも慣れましたが、
オンラインミーティングのメリットとデメリットもわかってきました。
そんな中、意外と使い勝手がいいのではないかと思ったのが「電話」です。
なにせ、事前準備が必要なく、思いついたらすぐに相手と話ができる。
LINEやFBメッセージと違って、長たらしい文章を入力する手間もない。
そんな訳で、最近、電話の利便性を再評価しているところです。 さて、今回は、「アクルーアル」という聞き慣れない財務指標について、 説明させていただきます。
アクルーアルとは、「会計発生高」と呼ばれ、「質の高い利益」が
どの程度あるのかをみるのに使われる指標です。
「質の高い利益」とは、「現金の裏付け」を伴う利益のことで、
アクルーアルは以下の数式で算定されます。
アクルーアル(会計発生高)=特別損益を除いた税引後利益-営業キャッシュ・フロー
特別損益を除く理由は、異常かつ一時的な損益の影響を排除するためです。
このアクルーアルの「マイナスの金額が多い」企業ほど、
利益の質の高い企業ということになり、企業評価が高くなります。
指標や考え方としては、とても単純なものですが、
このアクルーアルが、自社企業の場合、プラスかマイナスかを知っておくことは、
とても有意義であると思われます。
この指標を算定されたことがなければ、一度、自社企業について算定してみると
自社の利益の質が良く理解できると思います。
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